桜ものがたり ： アーシャと花の妖精 / 松本零士 ; 東京 ; 株式会社オッヂピクチャーズ, 2017

神山川土手のサクラ守る姿紙芝居に ： 松本零士さん原作・監修 ： 小学校、幼稚園へ寄贈 ： 絵本は海外出版も ： 気仙沼

三陸新報

2017/09/14

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気仙沼市神山川土手のサクラ並木をモチーフにした「桜ものがたり～アーシャと花の妖精～」の紙芝居が発行された。原作・監修は「銀河鉄道999」などで知られる人気漫画化の松本零士さんで、絵本としての出版を前に先行制作された。サクラを大切にしてきた地域住民の姿や大津波の教訓などを伝える内容となっている。地元のおじいさんが大事に育てているサクラ並木に仲の良い妖精たちが宿り、大津波から命がけで仲間を守ろうとするストーリーが、やさしいタッチの絵によって全20㌻で描かれている。初回制作分として気仙沼に届けられたのは50冊で、市内の小学校16校と市立幼稚園6園に寄贈した。すでに増刷に取り掛かっており、今後は私立幼稚園や保育所などの希望する施設に贈るほか、一般には1冊3千円で販売する(取り扱いは市内田中前、レストラン「エトワアル」）。絵本版は年末ごろの出版予定で、海外出版も決まっている。

 

 

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