「気仙沼空襲」今に ： 惨状記す手紙見つかる ： 神奈川県在住伊藤さん所有 ： 葛西や消防班員の殉職など ： きょう終戦記念日 ： 荒木さん（元気仙沼図書館長）託され公表

気仙沼 ; 気仙沼

三陸新報

2014/08/15

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太平洋戦争末期の昭和20年8月9,10の両日,米軍機の来襲によって当時,気仙沼町鹿折村の警防団常備消防班員多数が殉職した。一面,火の海と化した,後にいう「気仙沼空襲」の様子を克明に記した手紙が見つかった。神奈川県相模原市在住の伊藤泰子さん（78）が所有していた手紙で,戦争の恐ろしさや悲惨さ,平和の尊さをあらためてかみしめる一通だ。手紙は,当時,満州・新京（現在の中国長春）で生活していた泰子さんの両親・小野寺勇吉さんと俊子さん宛てに,気仙沼町三日町で染め物業をしていた勇吉さんの兄・小野寺初右エ門さんが送った。気仙沼で起きた戦火を後世に知らせる資料にしてほしい－と,図書館への保管を希望するとともに,終戦70周年を来年に控え,平和への誓いを新たにしてもらうため公表を希望。元気仙沼図書館長の荒木英夫さん（83）＝気仙沼市太田＝に託していた。

 

図書館への寄贈・寄付

 

有り

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