論説 ： 読書で心に潤いを

気仙沼 ; 南三陸町オーストラリア友好学習館 ; 唐桑コミュニティ図書館 ; 気仙沼

三陸新報

2014/10/25

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「めぐるめぐる 本の世界」をテーマにした第68回「読書週間」が27日,スタートする。ネット社会が急速に進み,活字や読書離れが進む中,週間を機に心を豊かにする本に親しみ,心の復興につなげたい。東日本大震災後,当地方でも,各地域から支援を受けながら図書環境を着実に整備してきた。中核の気仙沼図書館では,移動図書館号の支援を受けたほか,現在では震災被害や老朽化なども踏まえ,新施設の整備計画を進めている。また,唐桑コミュニティ図書館が新たな交流の場として役割を果たしているほか,県内ではただ1カ所,蔵書すべてを流出した南三陸町図書館は,ベイサイドアリーナ前に整備された町オーストラリア友好学習館内で運営。歌津コミュニティ図書館も,住民交流スペースとして広く活用されている。同週間は27日にスタートし来月9日まで行われるが,この期間を中心に,各図書館では各種イベントを企画。世代を問わず多くの人たちが身近にある本に触れ,心に潤いを与えたい。

 

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