学びの歴史刻み1世紀 ： 心耕す読書場提供 ： 困難乗り越え節目迎える ： 気仙沼図書館 ： 今では20万冊超える蔵書

気仙沼 ; 気仙沼

三陸新報

2016/04/15

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読書や学習の場を提供し続けている気仙沼図書館が今年、開館100年を迎える。人の心を耕し、考える力を養う本の魅力を戦前、戦中、戦後にわたって伝えてきた図書館だが、太平洋戦争では米軍機の機銃掃射を受けた苦い歴史もある。隣接する気仙沼小学校の火災や震災など幾多の困難を乗り越え、住民に守り育てられながらの節目。新たな歴史が、こらから刻まれていく。気仙沼図書館は、寄贈図書を元にして開設された児童図書館が母体。明治40年ごろ、広野太兵衛氏が、気仙沼尋常小学校に児童読み物と雑誌を寄贈したのが図書館設置の足掛かりになった。大正5年4月17日に町立図書館としてスタート。現在残っている建物（新館建設のため昨年11月閉館）は昭和44年、市制10周年事業で整備されたもの。昭和55年、蔵書数の増加などにより、2階が増築されている。蔵書は、わずか520冊から20万冊を超えるまでになった。土・日曜日の開館や読み聞かせ会、実験工作教室などさまざまな講座も企画し、親しまれる運営を図っている。現在は新館建設のため、旧気仙沼中央公民館条南分館を間借りしている。

 

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気仙沼図書館

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