資料分類
図書館古典籍類所蔵資料目録
タイトル
奧州仙臺城并城下繪圖
タイトル(ヨミ)
オウシュウ センダイジョウ ナラビニ ジョウカ エズ
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仙臺藩製図
著者名
仙臺藩(仙臺藩. 1000346)
出版事項
写本(彩色) 天和2
法量
343×250cm
数量
1舖
注記
 
別タイトル注記
 
内容注記
 
印記注記
 
出版年注記
1682
解説
表書に「此御本御絵図天和二年九月廿三日 御月番阿部豊後守殿江以浅井彦五郎被相納者也 奥州仙台城并城下絵図 松平陸奥守」とあり,裏面には「仙台御城下絵図延宝九年辛酉六月四日奉仰 御校正 神社仏閣侍屋敷町屋敷山岸高低用二厘五毛掛図之者也…」とある(延宝9年は天和元年)。また『肯山公治家記録』天和元年(1681)4月1日条に,幕府が仙台城絵図の調進を仙台藩に命じたことが記されている。これらのことから,この絵図は幕府の命令によって作製されたものと思われる。描き方は,正保の『奥州仙台城絵図』(斎藤報恩会蔵)に類似しているが,正保の絵図があくまで仙台城を中心とし,城下に比べて城の部分が大きく描かれているのに対して,この絵図は城下も対等に描かれている。前掲の表書面の文言にあるように,仙台城の他,社寺,侍屋敷(居住者の氏名は記入されていない),町屋敷,山や岸の高低について1間を2厘5毛の縮尺で描いている。仙台城の部分について言えば,それまでの絵図には見られない西丸と腰曲輪が描かれている。また,それまで米蔵と記されていた三の丸が東丸となっている。この絵図は,天和元年頃仙台藩に提出された在郷屋敷の絵図と共に,仙台藩要害制度成立に関連する絵図と言われている(要害絵図の解説を参照)。なお,前掲阿刀田令造『仙台城下絵図の研究』は,この絵図と同時期に作製され,1間を1分の縮尺で城下の部分がより詳細に描かれ,侍屋敷の居住者名が記入されている絵図があったことを伝えている。また次の絵図は,寺名を記入するなど若干城下の部分を具体的に表した以外はこの絵図と殆ど同じように作製された絵図である。
分類
国総目分類
 
コレクション
伊達文庫
冊子体目録
E:『宮城県図書館所蔵絵図・地図解説目録』81
請求記号
KD292/オ2/M1-8
台帳番号
 
代替資料の有無
無し
文献ID
61169