資料分類
図書館古典籍類所蔵資料目録
タイトル
刈田白石城繪圖
タイトル(ヨミ)
カッタ シロイシジョウ エズ
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著者名
 
出版事項
写本(彩色) 寛文4
法量
95×103cm
数量
1舖
注記
 
別タイトル注記
 
内容注記
 
印記注記
 
出版年注記
1664
解説
白石城は元和元年(1615)の,いわゆる一国一城令にかかわらず仙台城と共に「城」として認められた。その理由について『仙台城と仙台領の城・要害』(小林清治編 名著出版 昭和57)は「徳川ときびしく対決した上杉=米沢領を牽制する含みをもって行われたことは,推定して誤りがないように思われる」としている。白石城を描いた現存する最古の絵図は,国立公文書館内閣文庫蔵の『奥州仙台領白石城絵図』である。これは『奥州仙台城絵図』と同様に正保元年(1644)12月の幕命によって作製された絵図である。ここに掲げた寛文4年(1664)の絵図はそれについで古い絵図である。描き方はほぼ正保の絵図を踏襲しているが,正保のものにはなかった西曲輪が描かれており,本丸西北角の櫓が二重から三重になっている点が,大きな違いである。この絵図には正保3年の地震で崩れた石垣やこの櫓の修復が終わった旨が記された付箋がある。『義山公自家記録』正保4年5月19日条には幕府の修復許可の文言が,また『片倉代々記』寛文3年12月28日条には翌4年には修復が終わったことが記されている。描かれている内容は,本丸,二の丸,西曲輪の大きさ,城の石垣や土手の高さ,塀の長さ・幅・深さ,城下の町割,町名,屋敷割,道の行先などが記されている。なお箱裏に貼付されている文書によれば,寛文4年11月に藩の蔵に納められている。
国総目分類
 
コレクション
伊達文庫
冊子体目録
E:『宮城県図書館所蔵絵図・地図解説目録』87
請求記号
KD291/カ3/17
台帳番号
 
代替資料の有無
無し
文献ID
61175